癌を予防しよう (胃癌編)
「ヘリコバクターピロリの検査をしよう。」
胃癌健診は、胃バリウム検査か、胃内視鏡検査か選んで受けることができます。ただ、毎年受けるの大変ですよね。胃癌になるか、ならないかは、ほとんどピロリ菌の感染の有無によって決まります。ピロリ菌がいなかった方は、毎年受ける必要はないでしょう。逆にピロリ菌がいた方は、除菌をして毎年検査を受けましょう。
採血検査でピロリ抗体をみれば、容易にピロリに感染しているかが分かります。特に症状などない方は自費診療で、胃痛などの症状がある方は、保険診療で胃カメラ・抗体検査ができます。
なぜ、ピロリ菌の検査をした方がいいのか?それは、胃癌を筆頭に胃の病気のほとんどはピロリ菌が原因だからです。胃癌のほとんどはピロリ菌が原因と言われています。ピロリ菌は他に、胃MALTリンパ腫、胃・十二指腸潰瘍、急性胃炎を起こします。ピロリ菌がいない方は、これらの病気にかかりにくく、ピロリ菌がいる方は除菌することで発症リスクを下げることができます。
私は、ピロリ菌がいなかったため今後胃カメラやバリウム検査を受ける予定はありません。ピロリ菌がいた方は、除菌後も胃癌になるリスクはありますので、毎年胃カメラを受けた方がいいです。胃癌は早期発見すれば、内視鏡で治療することができます。
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